あんなにひどいケンカをしたのに。


全然分かり合えなくて、酷いこといっぱい言われて



傷つけられて、傷つけて、2人とも消耗してしまった。



私は覚悟を決めれそうだったのに


あなたは、一緒にいてほしいと言った。


あなたは飛んできて、薄暗い車の中で私を抱きしめて、


消え入りそうな声で何度もごめんって言った。


耳元で聞こえるその声を私はじっと聞いていた。


大きな体の中に埋もれてしまいそうに感じながら


何か読み取れないかって必死にその声に耳を傾けた。


一緒にいて。


そう言った声が小さくて、あなたじゃないみたい。


泣き出しそうに少し震えていた。


腕を回したら、サラサラしたユニフォームの下の肌に手が触れた。


あなたの感触がした。


その大きさとのギャップがやけに愛しくて、


いつのまにか何度も髪を撫でてた。


いつもあなたの作戦にやられてしまう。


居ない人生は考えられない。

あの瞬間から憧れだったんだよ

って、真剣に言うから。


自分の気持ちがわからなくなるよ。


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