暴力を振るわれた後、

23時半ごろ、

頭ががんがんする中、

あたしが電話をしたのは、ダーリンだった。

ダーリンは、尋常じゃない空気を

猫のようにするどく察知して、

今から行く

と言った。

でも、巻き込みたくなかったから、

あたしは全力で拒否した。

こんな顔で会いたくないと思ったのもある。

ダーリンは怒っていたけど、

冷静に、あたしを諭して、落ち着かせてくれた。

ダーリンの言うことに、ひとつも間違いはなかった。

何かが、ほぐれていくような感覚がした。

目の前でパチンと手を叩かれて、

目が覚めたような気分になった。

いつもそう。

あたしを冷静に導いてくれる人。

次の日も、早々に会いに来てくれた。

ぎゅうっとしてくれた。

嫌なことは思い出さないように、

触れないでいてくれた。

車で、ほっとして、笑ったら、

よかった、やっと笑った

って頭を撫でてくれた。

運転してる肩にもたれたら、

全部忘れられそうだった。

あたし、やっとこんな人に出遭ったんだ。

ここまで生きてきて初めて。

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