夜中にちょっとしたいざこざがあり、


もう家がイヤになって、泣きながら彼氏メールをした。


初めてだったの。


もう消えてしまいたい


と思ったのは。


自分でも怖かったの。


すぐに電話がかかってきて、


碌に話せもしないあたしの声を


ひとつひとつ聞いてくれていた。


ほとんど沈黙か、鼻をすする音しか


聞こえなかっただろうに。


ひたすらあたしの味方をしてくれた。


大袈裟にも、この人がいなければ死ぬ、


という感覚がわかった。


「一緒に棲むか?」


と言ってくれた。


何日か部屋探しをして、物件を見てまわった。


でも、案の定、籍を入れずに棲むことを


うちの親が許すわけもなく、


それで籍を入れてしまうとしたら


あたしたち2人の計画が変わってしまう。


2人で決めた。


1年後、籍を入れて一緒に棲もう、って。


式と、旅行は、さらに1年後にして、


1年はお金をためようって。


彼は、しばらく黙ってなにか考えた後、


あたしにそう言った。


もっと変わりたい。


もっと求められるように。


求めるだけじゃなくて。


あたしも。



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