10時をまわると、彼は眠そうにしていました。


猫のようにそっけない顔で


目を閉じたり開けたりしていました。


目をこすってにゃぁと、今にも言いそうでした。


眠いの?と聞くと


眠くない。


と答えました。


でもすぐに、「うそ。眠い。」と笑いました。


頭を抱き寄せて髪を撫でると


ふうっと安心感に満ちたようなため息をつきました。


警戒心の強い猫だけに


ここまでなつかせたことを自分でも


感心してしまう。


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