Hがしたい。

好きな人が来ると思ってたのに朝、バイトに行っても姿が見えない。

1時間過ぎても2時間過ぎても。

昨日は、この辺で一番規模のでかい花火大会だった。

まさか行ってるわけないよねー。

行って、今頃ラブホで「こんな時間？？！ま、いっか。」とか言ってないよね。

だって、誰と行くの？ないない。

あたしのことが好きだって言ったもん。

好きな人は、あたしよりもずっと誠実で、誰かを好きになる

その気持ちも、相当カタイものだったりする人だ。

簡単に誰かを好きになったり、キライになったりする人じゃない。

あたしは、好きな人が好きだから、

根拠もない憶測をしてしまったりする。

すごく好きだから、妙な想像で心配になったりする。

もう今日は来ないんだなぁ・・・。

そう思ったら、バイトに来てる意味がなくなった気がして、

あからさまに落胆してしまった。

好きな人に会えないバイトの時間なんて

あたしにとって、全くの無意味だ。

あたしが、そこに居る意味が無い。

夕方、好きな人が来た。

あたしに嬉しそうに、「受かったって！！」

って会うなり言った。

そう、なんと、県庁の試験に通ったんです。

来年4月からは、県庁で働くことが決定。

うわー・・・・。

なんて言うんだろう。

言葉にならない嬉しさです。

勉強中、冷たくされたことも、辛かったことも

全部忘れちゃう。

好きな人が嬉しいとあたしがそれ以上に嬉しい。

薄情で冷たいあたしをこんなに変えた彼は、

やっぱただ者じゃないと思います。

その結果発表があったから、バイト来るのが遅かったことが判明。

よかったなぁ・・・。

あたし自信あります。

好きな人の周りの誰よりもあたしが一番

本気で喜んでるだろうっていう。

だって、自分のことより嬉しいもん。

バイトの時、裏の部屋で、荷物を運ぶのに入ってった好きな人に着いてった。

好きな人は、ふざけてわざとあたしにくっついた。

あたしは、離れたくなくて嫌がらなかった。

キスしそうになった。

おぉ・・・やばいやばい。

やっぱダメよね。バイト中なんてね。

でも、やっぱし、くっつくともっと触れたくなった。

Hがしたくなった。うん。したい！！

なんてロコツ。